光了寺
■所在地
古河市中田1334
■お問い合わせ先
TEL:0280-48-1850
■郵便番号
〒306-0053
浄土真宗。はじめ武蔵国高柳村(現埼玉県久喜市)にあり高柳寺と称し天台宗であったが、鎌倉時代前期の建保年間(1213~1218)に、当時の住職であった円崇興悦が親鸞(しんらん)上人の教えを受けて西願を名乗り、浄土真宗に改宗したという。その後、6世住職悦信のときに現在地に移ったとされる。
源義経の愛妾・静御前ゆかりの寺として知られ、静御前の守本尊、蛙蟆龍(あまりょう)の御衣(市指定文化財)、義経かたみの懐剣・鐙(あぶみ)のほか、親鸞上人作と伝える県指定文化財の聖徳太子像(松葉太子像)などが所蔵されている。
宝物殿の前には、文化14年(1817)に建立された芭蕉塚(句碑)があり、
”いかめしき 音やあられの ひのき笠” (『野ざらし紀行』所収)
と刻まれている。